嵐・活動再開で11/3デビュー25周年「ライブの可能性」か、

人気グループ、嵐が１０日、活動休止中のリーダー・大野智（４３）を含むメンバー５人で新会社を設立することを所属するＳＴＡＲＴＯ　ＥＮＴＥＲＴＡＩＮＭＥＮＴの公式サイトで発表した。関係者によると、社名は「株式会社嵐」で３月２５日に設立。１１月３日にデビュー２５周年を迎える節目の年に、４年ぶりにグループ活動を再開する可能性が急浮上した。

１９９９年のＣＤデビューから２５年。再び列島に嵐を巻き起こす態勢が整った。５人が思いを込めた３１２文字。その一語一語に未来を感じさせた。

「これまで以上に主体性をもち、これまで以上に主体的に判断をし、これまで以上に主体的に行動したい。そして何よりも、日々応援して下さるファンの皆さまに、より近くに感じてもらいたい。より積極的でありたい。そんな想いから５人で何度も何度も話し合い、会社を設立致しました」（原文ママ）

１１月３日のデビュー２５周年記念日。加えてメンバーは最年長の大野をはじめ、櫻井翔（４２）、相葉雅紀（４１）、松本潤（４０）、二宮和也（４０）の全員が４０代に。２つの大きな節目が５人を動かした。

昨年１０月にジャニーズ事務所（現ＳＭＩＬＥ－ＵＰ．）の性加害問題を受け、二宮が独立。だが、「株式会社嵐」を設立したことで、グループ活動再開への道筋は立った。

ＴＯＫＩＯが２０２１年４月に設立した「株式会社ＴＯＫＩＯ」はジャニーズ事務所の子会社だったが、「株式会社嵐」は独立した会社。二宮以外の４人はＳＴＡＲＴＯ社所属で、関係者によると、グループとしてはエージェント契約になる。

愛にあふれた発表の形でもファンを喜ばせた。

５人の名前の頭文字をアルファベットで連名順に並べると「ＡＭＮＯＳ」になる。人気曲「Ｌａ　ｔｏｒｍｅｎｔａ　２００４」で♪Ａ・Ｍ・Ｎ・Ｏ・Ｓ神風…と歌詞に用いられるなど、なじみ深いフレーズだ。

ファンクラブ会員向けに会社設立の報告メールが配信されたのは午前５時５分。メンバー数の「５」にもこだわった。

全員での表立った活動は、２０年大みそかに行った生配信ライブが最後。ファンが期待するのは、２５周年に合わせたライブなどの音楽活動だ。

関係者はサンケイスポーツの取材に「現時点で決まっている活動はないが、１１月に事務所が東京ドームを押さえており、５人の思いが一致すればライブを行う可能性はある」と話す。

２０年１２月、松本は活動再開の可能性について、本紙などの取材に「明言することに責任を取れないから避けている感じ」と明かした。

あれから３年４カ月。「我々５人だけで出来ることには限界もあります。これまで共に歩んできたスタッフの力も時に借りながら、未来を描くための準備を進めていけたらと思います」。５人が出した声明は、状況が一歩前進したことを感じさせた。誰もが嵐の襲来を待ちわびている。

★櫻井は個人ＨＰ開設を報告
櫻井はこの日、ＳＴＡＲＴＯ社を通じて個人サイトの開設を報告した。「このホームページは〝お仕事の依頼や問い合わせ窓口〟としての機能のみを有するものです」とし、お知らせや有料ブログについては「これまで通り、ファミリークラブやｗｅｂのスタッフと連携して行って参ります」と説明。一方、二宮は自身のＸで「皆ーおはよー」と毎朝恒例のあいさつ文を投稿した。

https://www.sanspo.com/article/20240411-ER2LWMGZVBLRTIBMITQ3QVBS2A/