2022年1月、性器の見た目から性生活の改善まで、下半身について幅広い相談ができる下半身専門美容外科「ヴェアリークリニック」が東京・六本木オープンした。  遠方からも患者が絶えない話題のクリニックを立ち上げた井上裕章先生は、医者の家系に生まれ、東大医学部を卒業。がん医療に携わってきたエリート医師という華やかなキャリアの持ち主でもある。  そんな井上先生に、下半身美容の最前線から、性器整形に携わるきっかけとなったある患者との出会いまで話を聞いた。 ◆◆◆ 井上裕章先生(以降、井上) お待たせしました。よろしくお願いします。 ――今も直前まで手術で執刀を? 井上 そうです。ほとんど毎日ですかね、オペは。 ――「下半身専門」の美容外科として開院したばかりの「ヴェアリークリニック」ですが、すでに多くの方が来院されているようで。 井上 クリニック六本木にあるんですけど、中国・九州地方から来てくださる方もいます。何より、口コミで来てもらえるのは嬉しいですね。 ――脱毛や美容皮膚科なんかは話しやすいですけど、性器の悩みとなるとまだハードルが高いですよね。 井上 そんな言いにくい悩みを他人に打ち明けてまで当院をおすすめしてもらえるのは本当にありがたいです。 ――「下半身専門」を謳った美容クリニックはやはりめずらしいですか。 井上 国内ではうちとあともう一つくらいしかないと思います。やはり美容整形は顔や豊胸がメインで、メニューの一つとして用意しているクリニックはあっても、下半身を専門にしているところはほとんどないのが現状です。  海外に目を向けると、美容整形大国の韓国では、下半身美容もさかんですね。僕自身も単身渡航して、現地で著名な医師のもとで女性器形成について学びました。 患者の99%は女性、最も多い悩みは「性器の見た目が気になる」 ――下半身について、どんなお悩みを抱えている方が多いですか。 井上 うちの患者さんの99%は女性でして、その中でいうと、「見た目が気になる」というお悩みが一番多いです。 ――つまり、女性器のルックスがコンプレックスになっている、ということ? 井上 女性器の見た目、つまりは「外側」にまつわる悩みで多いのは、小陰唇の黒ずみや大きさですね。小陰唇とは、膣口の両側にあるヒダのこと。これを小さくする「小陰唇縮小手術」が今とても増えていて、その要因のひとつにVIO脱毛があります。 ――VIO脱毛したことで、これまで毛で隠れていた部分が見えるようになって……。 井上 はじめて自分の性器をちゃんと直視して衝撃を受けた、という方が来院されるケースが少なくありません。中には、小陰唇が大陰唇(※)からはみ出ていて、自転車に乗ったときにすれて不快感がある、下着とこすれて痛むといった支障が出ている方もいます。 (※)女性器のいちばん外側にある、左右一対のふくらみのこと。 介護を見据えて手術を受ける人もいる ――見た目の話だけでなく、日常生活のなかで支障が出ているケースもあるんですね。股ずれや靴ずれも痛いですけど、局所は余計に痛そうです。 井上 小陰唇のかたちや大きさによっては、排尿時に尿が飛び散ってしまう方もおられます。それが理由で手術を受けたい、というケースもありました。この方は将来を見据えて、介護をしてくれる人に迷惑がかからないようにしたい、という思いもあったようです。  ただ、大きさが気になるからといってえぐるように小陰唇を全部切り取ってしまうと膣口が開きっぱなしの状態になってしまい、乾燥したり雑菌が入りやすくなってしまいます。  小陰唇縮小手術は性器整形ではメジャーなものなので扱っているクリニックは多いですが、術前のデザインは気をつけないといけません。切り取りすぎてしまったものの修正はむずかしいので。 ――外科医が性器の形を決めるときも「デザイン」というんですね。 井上 デザイン……そうですね……デザインって言いますね。逆に、他の言い方が思いつきません(笑)。  ただ、大前提として、肌の色や骨格が一人ひとり異なるのと同じように、見た目だけの話でいえばまったく問題はありませんので、そこは安心してください。  そしてうちの場合、他のクリニックに比べて「内側」の悩みでいらっしゃる方がかなり多いのではないかと思います。 「膣の緩みが気になるという」という声 ――女性器における「内側」の悩みとは? 井上 膣の緩みが気になる、性交渉の感度を上げたい、という声ですね。 ――膣の緩みなどに気づくきっかけってどんなものでしょうか。 井上 たとえば、産後に性生活を再開しようとしたときに「あれ……?」と思ったり、入浴時にお湯が膣内に入って、お風呂を出たあとに漏れてきたり。そういうことで緩みを感じられる方は多いですね。 ――「膣が緩んでいる」という感覚は、医学的にも正しいことが多いですか。 井上 膣圧計という、膣の締まり具合を客観的に数値で測れる測定器があるので、まずそちらで測定をします。通常の膣圧が約20mmHgとされているので、その値を基準に診断していきます。  緩かった場合の対処法としては、骨盤底筋のトレーニングの他、ヒアルロン酸を膣に直接注入する方法があります。これによって膣内を隆起させて狭くし、希望の形状を作り出すことが可能です。施術は日帰りででき、患者さんの一例では、14 mmHgから23 mmHgまで膣圧が上がりました。 「理想の女性器」を作る施術も人気 ――施術メニューにある「名器形成」とはなんですか。 井上 さまざまな種類のヒアルロン酸を組み合わせて“理想の女性器”を作るメニューです。  これは医学用語でもなんでもないのですが、わかりやすい表現で言うと、大きく分けて「ヒダ系」と「締めつけ系」があります。膣の上部内壁にヒダをたくさんあるものは「数の子天井」、2箇所で締め上げるものは「俵締め」などという名称で患者さんに説明し、お好きなものをチョイスしていただいています。価格はヒアルロン酸の量によって変わり、20万~80万円くらい。「ヒダ系×締めつけ系」といった掛け合わせで注文される方が多いですね。  ちなみに「名器」については諸説ありますが、「ミミズ千匹」など、性器に関する用語は江戸時代から存在していたそうで、女性器男性器ともにかなり細かく分類されていたらしいです。 ――性器整形は本来ものすごく「自分ごと」だと思いますが、介護者の迷惑にならないようにとか、パートナーに気持ちよくなってほしいといった、相手が動機になっていることも多いですよね。そもそも「名器」というワードも他人の評価あっての言葉ですが、患者さんの満足度は何で測られるのでしょうか。 井上 この手術自体は膣の内部の形を変えることが目的ですが、その際に使用するヒアルロン酸は水分を誘引するので、副次的に膣粘膜にうるおいをもたらし、濡れやすくなめらかになる効果が期待できます。男性を喜ばせたいという方も、結果的にご自身の満足につながるケースが多いです。あと、「名器形成」と同時に、Gスポットに直接ヒアルロン酸を打つことでより感度を高める「Gショット」をご希望される方も多いですよ。  介護を見据えて小陰唇縮小手術を受けた方の話でいえば、相手の苦痛が自分の苦痛になる。だからその苦痛を取り除くことが自分のためにもなるというお考えだと思ったので、それはすごくいいことなんじゃないかなと僕は思いました。 「患者さんの照れ笑いに合わせて笑わない」 ――あと、性生活に直結する部分もあるので、先生に相談するのは緊張しそうです。 井上 たとえば「彼氏に緩いって言われちゃって」というとき、笑いながら話す患者さんがすごく多いんです。ただ、僕は患者さんの照れ笑いに合わせて笑うことはしないようにしています。自分自身、照れ笑いしたときに相手も一緒になって笑ったら「なんでこいつまで笑うんだ」とムッとなるので(笑)。まあ、もしかしたら「なんでこの医者笑わないんだ」と思われているかもしれませんが。 ――たしかに井上先生はYouTube解説動画でも医師として淡々と「臓器の話」をしています。 井上 僕としては、無理して患者さんの緊張を解きほぐそうとも思ってないというか、専門家として、職人として接したいと思っています。  あと、「女性器を見て興奮しないのか」と聞かれることもありますが、解剖学的な視点で見ているのでそういったことはないですね。同業の医者からこういった質問をされることはないので、婦人科や肛門科の医師もみんな同じ視点で患部を診ていると思います。 ――納得しました。こと性器整形の話は外側にしても内側にしても、人目にはまったくわからない部分の悩みですが、患者さんのビフォア/アフターに接していかがですか。 井上 ご本人テンションは確実に上がりますね。術後の検診でお会いすると、ぱあっと明るいというか。「自分に自信が持てました」みたいなことを言っていただくことも多いです。  たとえば、がんは寛解まで少なくとも5年かかるんですよ。5年間無再発で、ようやく患者さんと喜びをわかちあえる。それにくらべて、美容整形は効果の実感が早いんです。来院したときには真っ暗な表情をしていても、帰る頃には足取りが軽くなっていることも。思えば僕自身せっかちな性格だったので、このスピード感はすごく自分に合っているなと。 エリートコースを外れて、「下半身美容」を選んだ理由 ――井上先生は東大医学部ストレートで合格。その後はがんの外科医として活躍されてきたそうですが、エリートコースを外れる選択に周囲は驚いていませんでしたか。 井上 父も兄も医者ですが、反対するもなにも誰にも相談しなかったので、反応は特になかったですね。 ――他の診療科に比べて美容整形は下に見られがちと聞いたことがあります。それについてはいかがですか。 井上 自分の場合は他の科を下に見るというより、「がん治療に携わっている自分はエラい」と思っていました。たしかに医者の世界では、心臓外科、脳外科といった生命に関わる診療科の医師ほどエラい、という風潮があります。 ――そんな中でなぜ下半身専門の美容整形クリニックを開院されたのでしょうか。 井上 命の重さを上回るほど下半身にコンプレックスを抱えた患者さんと出会ったことが大きいです。  その方は直腸がんの患者さんでしたが、手術すれば命が助かる状況でした。しかし彼女は頑なにそれを拒んだ。理由をずっと教えてくれなかったのですが、やっと打ち明けてくれたときに彼女が口にしたのは、「手術のときに自分の性器を見られたくない」でした。 ――患者さんの正直な気持ちを聞いてどう思われましたか。 井上 それまでも、コンプレックスがあって性器を見られたくない方はいたと思うんです。でも、皆さん「命のほうが大事だから」と飲み込んできたのではないかとそのとき気付かされました。  その方には性器整形を紹介し、「がんも、長年の悩みも両方治して元気になりましょう」とお話しし、治療を進めることができました。今でもその方は元気に過ごしてらっしゃいます。 「僕は性器専門の職人です」 ――これまでの価値観を揺さぶるような出会いですね。 井上 美的な悩みが命を超えてくることがある。それを知ったことで、考え方はガラリと変わりましたね。そもそも美容医療だって、VIO脱毛がこんなにメジャーになるなんて5年前ですら誰も予想がつかなかった。  なので、下半身美容も性別関係なく、今後さらにメジャーなものになっていくような気がしています。顔にヒアルロン酸を入れたことをインスタで上げるように、下半身の悩みをもっとオープンに話せる社会になるのではないでしょうか。 ――そういえばクリニック名の「ヴェアリー」ってどういう意味なんですか。 井上 「とても」という意味の「VERY」と、「変化する」という意味の「VARY」をかけ合わせた造語です。うちに来てくれた人の気持ちが明るく変わったらいいな、ということで決めました。 ――すてきですね。先生が名付けたんですか? 井上 いえ、ライターに頼みました。僕は性器専門の職人です。餅は餅屋ということで。(小泉 なつみ)
©文藝春秋


(出典 news.nicovideo.jp)


<このニュースへのネットの反応>

助成気を見すぎて飽きた様な目をしてやがる。





性犯罪者の呼び込みですか?それとも号令?何かやら*兆しか?


感度3000倍


このひとはたまたま男性医だけど、女性向けの仕事を女性がやると信用できないきらいがあるように思う。じゃあ逆は、となると男性はおおむね男性を信頼すると思う。


隣国の顔みたいにテンプレ女*だらけになる可能性があるのか


整形大国に単身で行って何かに入信しなかった?


ちょっとなにいってるかわかんないです


昔は競馬とかプロレスとかのサブカルの雑誌には男性向けの包〇手術の広告がよく載ってたけど、女性向けにもそういうのが出てくる時代なんだな